SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

5分でわかるActiveReports帳票(AD)

5分でわかるActiveReports帳票-レイヤー

ActiveReports for .NET 9.0Jで作るサンプル帳票(3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

レイヤーの操作方法

 要件ごとの説明に入る前に、レイヤーの操作方法について説明します。

[レイヤー一覧]ウィンドウ

 レイヤーを操作するには、[レイヤー一覧]ウィンドウを使用します。

 [レイヤー一覧]ウィンドウは、インストール後の初期状態ではVisual Studioに表示されません。[ActiveReports 9.0J]ツールバーの左から2番目の「レイヤー一覧」ボタンを押して表示します。[ActiveReports 9.0J]ツールバーが表示されていない場合は、Visual Studioのツールバー上で右クリックして「ActiveReports 9.0J」を選択し表示します。

 または、Visual Studioの[表示]メニューの[その他のウィンドウ]-[ActiveReports 9.0J レイヤー一覧]からも表示できます。

[ActiveReports 9.0J]ツールバーの[レイヤー一覧]ボタン
[ActiveReports 9.0J]ツールバーの[レイヤー一覧]ボタン

 なお、レイヤーの使用頻度が多い場合には、[ソリューション エクスプローラー]ウィンドウなどに結合して表示しておくといいでしょう。

[レイヤー一覧]ウィンドウ
[レイヤー一覧]ウィンドウ

レイヤーの機能

 次に、レイヤーの各機能を確認します。

 [レイヤー一覧]ウィンドウの上部にあるツールバーには、左から順に、[新規][削除][最前面へ移動][最背面へ移動]の4つのボタンが配置されています。これらのボタンの機能は、以下のとおりです。

[新規]ボタン

 新しいレイヤーを作成します。

[削除]ボタン

 選択されているレイヤーを削除します。デフォルトのレイヤー(default)は削除できません。

[最前面へ移動]/[最背面に移動]ボタン

 選択されているレイヤーを最前面/最背面に移動します(レイヤー上に配置されたコントロールを一括して最前面/最背面に移動できます)。

 さらに、レイヤーのリストには、[レイヤー名][表示][ロック]の3つの要素があります。これらの機能は、以下のとおりです。

[レイヤー名]フィールド

 レイヤーの名称を設定します。デフォルトのレイヤー名(default)は変更できません。

[表示]チェックボックス

 レイヤーの表示/非表示を設定します。一時的にレイヤーを非表示にしたい場合は、チェックをはずします。

[ロック]チェックボックス

 レイヤー上に配置されたコントロールの移動、およびサイズの変更を禁止します。

 ロック機能は、レポートデザイン時の操作ミスによる変更を防止するためのものです。このため、マウスまたはキーボードでのレポートアイテムの移動およびサイズの変更はできませんが、その他の操作(コピー、削除など)は可能です。また、[プロパティ]ウィンドウから値を変更する場合は、移動およびサイズの変更が可能です。

 複数のレイヤーを使用してレポートをデザインする場合、[レイヤー一覧]ウィンドウで編集したいレイヤーを選択します。アクティブなレイヤーのプロパティは、[プロパティ]ウィンドウに表示されます。各プロパティの機能は、以下のとおりです。

レイヤーのプロパティ
レイヤーのプロパティ

DesignerLockプロパティ

 レイヤー上に配置されたコントロールの移動、およびサイズの変更を禁止します。ロックする場合は、Trueに設定します。[レイヤー一覧]ウィンドウの[ロック]チェックボックスと同じ機能です。

DesignerTransparencyプロパティ

 デザイン時のレイヤーの透明度を設定します。0~1の値を設定できます(0:不透明、1:透明)。0.5のように中間値を設定すると、レイヤー上のコントロールが一括で半透明に表示されます。詳細については、「画像トレース」サンプルで説明します。

 DesignerTransparencyプロパティで設定したレイヤーの透明度は、デザイン時にのみ有効です。プレビューやエクスポートには反映されません。

DesignerVisibleプロパティ

 レイヤーをデザイナ上に表示します。レイヤーを非表示にしたい場合は、Falseに設定します。[レイヤー一覧]ウィンドウの[表示]チェックボックスと同じ機能です。

TargetDeviceプロパティ

 レイヤーの出力先を設定します。出力先は、プレビュー、印刷、エクスポートから選択できます。詳細については、「プレ印字の用紙にデータのみ印字する」サンプルで説明します。

次のページ
画像トレース

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5分でわかるActiveReports帳票連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8967 2015/11/10 15:31

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング