デバイス間でシームレスなWebエクスペリエンスを実現するFirefox OS 2.5
Mozilla CorporationでFirefox OSおよびスマートTVのプロダクトマネージャを務めるJoe Cheng氏は、Firefox OSの次期バージョン2.5の概要を紹介した。
Firefox OSは、ブラウザと同じGeckoというWebエンジン上でさまざまなWeb技術を利用する、Webベースのオープンソースプラットフォームである。ユーザのセキュリティ、プライバシーを重視し、Webのリッチなコンテンツを活用、作成する機能を提供する。これまでに50ヵ国以上でローンチされており、KDDIをはじめ、世界の9つの通信事業者と協業が進んでいる。
Cheng氏は、Firefox OS 2.5では、パーソナライズ、カスタマイズ、信頼性を重視していると語った。すなわち、OSの機能や使い勝手のパーソナライズ、拡張サービスの追加やOSのカスタマイズが容易であり、ネットワーク利用中にユーザのセキュリティとプライバシーがしっかりと守られる。
続いてCheng氏は、Firefox OS 2.5の新機能を紹介。
Firefox OS 2.5ではアドオンの利用および開発が可能である。Firefox OS向けのアドオンはマーケットプレイスで入手できる。
Firefox OS 2.5搭載デバイスでは、ホーム画面にWebコンテンツをピン留めできる。ブラウザと同様に、デバイス間で横断的にブックマークや履歴を同期することも可能である。
Mozillaは、Firefox OS 2.5をスマートフォンに限らずさまざまなデバイスのプラットフォームとすることを目標にしているが、Cheng氏はその一例としてスマートTVを挙げた。スマートTVでは、お気に入りのチャンネルに加え、Webサイト、WebアプリなどのWebコンテンツをホーム画面にピン留めし、大きな画面で楽しむことができる。Firefox OS搭載のスマートフォンでコンテンツを共有し、リモートコントロールすることも可能だ。
Cheng氏は、2016年以降Firefox OSの品質やユーザエクスペリエンスの改善を図っていくと述べ、コミュニティに参加してほしいと呼びかけた。
Firefox OSコミュニティに参加しよう!
最後にMozilla CorporationでFirefox OSのプロダクトマーケティングマネージャを務めるMarvin Khoo氏が登壇し、Firefox OSコミュニティへの参加について話した。
Khoo氏は、Firefox OSコミュニティの入口であるFirefox OS Participation Hubを紹介。同サイトでは現在、Contribute、Firefoxfooding、Firefox OS Developer Previewの3種類が用意されている。
Contributeには、Firefox OSを既存のデバイスに移植する、Firefox OSのUI層であるGaiaのユーザエクスペリエンスを開発する、スマートTVの機能に関するアイデアを考える、Firefox OSアドオンを開発するなど、さまざまな参加の形がある。
Foxfoodingは、ユーザがMozilla開発者にフィードバックを送る仕組みになる予定だ(準備中)。
Androidデバイスを所持していれば、Firefox OS 2.5 Developer Previewをダウンロードしてレビューすることができる。
Khoo氏は、Firefox OS 2.5以降は多くのプログラムを用意することを予定しており、より良い製品にするためにユーザやデベロッパーとしてぜひコミュニティに参加し、支援してほしいと述べた。
待望のiOS版、Firefox OS 2.5のポイントがよくわかると同時に、セキュリティ、プライバシー機能へのこだわりや、オープン性を重視し、ユーザを中心に開発を進めるMozillaの姿勢を改めて認識させられたキーノートであった。デバイス間でシームレスなWebエクスペリエンスをもたらすFirefox OSが今後どのように発展していくか注目していきたい。
