SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

特集記事

プログラマーが小説を書くとは

プログラミングの経験を活かして異業種に挑む方法

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

推敲フェイズ5 - 最終推敲1

 全ページを印刷して、少しでも引っかかった所に書き込みをして修正します。

 また、修正ページを全て印刷して、少しでも引っかかった所に、再び書き込みをして修正します。

 小説全体で修正箇所が0になるまで、この処理を繰り返します。

 この作業は、多くの場合、歩きながら行うことが多いです。眠くならず、一定の思考リズムで、文章をチェックできるからです。この時点で、すでに10~20回ほど読んでいる小説なので、疲労している時は、眠くなることがあるためです。

推敲フェイズ6 - 最終推敲2

 数日置き、最終推敲1と同じ作業を繰り返します。必要なら再度この作業を行います。

 これで、小説は完成です。

最後に

 というわけで、「プログラマーが小説を書くとは」というテーマで、記事を書いてみました。小説を1つのプロジェクトとしてとらえ、アプリケーションの開発のように、各種ツールや手法を使って執筆していく。そうしたアプローチで小説を書いています。

 再現性、効率性、娯楽性、そうしたものを追及しての執筆作業です。

 そうしたことを重ねた末に出版が決まった小説が、8月27日に発売になりました。私の、商業小説デビュー作です。よければ、こちらも手に取っていただければと思います。

書籍情報

  • 書名:『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』(文藝春秋BOOKS)
  • 作者:柳井政和
  • ジャンル:エンタメ・ミステリ
  • ページ数:312ページ
  • 判型:四六判
  • 発売日:2016年08月27日(土)
  • 定価:本体1,500円+税
  • ISBN:978-4-16-390508-2
  • 表紙:うめ先生(「スティーブズ」「大東京トイボックス」他)
  • 帯:三浦しをん先生

 

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
特集記事連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

柳井 政和(ヤナイ マサカズ)

クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9611 2016/09/02 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング