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Cursor Enterpriseが機能拡張、未承認コマンドの遮断や機密情報のマスキングなど

 Cursorは10月31日(現地時間)、企業の開発チーム向けAIコーディングエージェント「Cursor Enterprise」の新機能群を発表した。今回のアップデートでは、エージェントの可観測性や制御性、安全性を高める複数の機能が追加されている。

 新たに追加された「Hooks」は、エージェントのループをカスタムしたスクリプトで監視・制御・拡張する機能だ。これにより、アクションや出力、プロンプトなどを詳細に記録できるだけでなく、未承認コマンドの遮断や機密情報のリアルタイムでのマスク、外部システムとの連携なども可能となる。

 また、「チームルール(Team Rules)」機能により、APIスキーマやワークフロー標準などの組織ガイドラインを全開発者へ適用し、ルール遵守を強化した。管理者はルールを「必須」または「推奨」と設定し、クラウドダッシュボードから一元管理できる。

 アナリティクス機能も刷新され、日々の利用状況やトップユーザーの把握のほか、CLIやエージェント種類ごとの採用状況、コミットごとのAI生成コードの割合などを視覚化・分析できる。

 さらに「監査ログ」機能では、アクセスや設定変更など19種類のイベントを追跡・エクスポート。新設された「サンドボックスモード」では、ネットワークやファイルアクセスを制限した環境でエージェントのコマンド実行が可能となった。管理者はサンドボックス設定やGit・ネットワークアクセスを制御できる。

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https://codezine.jp/news/detail/22507 2025/11/06 17:40

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