AWSは3月31日(現地時間)、サステナビリティ関連のデータやリソースを一元管理できる新サービス「AWS Sustainability console」を発表した。同サービスは、従来のCustomer Carbon Footprint Toolを基盤としつつ、新たに独立した権限管理やレポーティング機能、APIアクセスを追加したものである。
これまでAWSの排出量データにアクセスするにはAWS Billingコンソールの権限が必要であったが、新しいコンソールではコストや課金情報に触れることなくサステナビリティ専門職が直接排出量情報へアクセスできる。これにより、環境管理部門やレポーティングチームの業務フローが簡素化される。
本サービスでは、AWS利用に起因するScope 1(直接排出)、Scope 2(購入エネルギーによる間接排出)、およびScope 3(サプライチェーン等のその他間接排出)の排出量情報を表示する。内訳はAWSリージョンや各種サービス(例:Amazon EC2、Amazon S3)ごとに確認可能である。
新設されたレポートページでは、月次・年次のカーボン排出量を市場基準法(MBM)、地域基準法(LBM)の両方式で取得でき、希望する項目や期間、フィルターを指定したカスタムCSVレポートの作成も可能だ。また、会計年度とカレンダー年度が異なる場合でも表示やエクスポートを自社に合わせて設定できる。
さらに、APIやAWS SDKを利用して独自のレポーティングパイプラインへの排出量データ組み込みも可能となった。これにより、複数アカウント横断でのデータ取得や外部ダッシュボードとの連携など、柔軟な利用が実現する。
AWS Sustainability consoleは追加費用なしで利用でき、2022年1月以降の履歴データにも対応している。詳細はAWSのサステナビリティ情報ページで確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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