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Microsoft AzureのNoSQLデータベース「Cosmos DB」における実装方法を知る

Microsoft AzureのNoSQLデータベース「Cosmos DB」を使ってみよう 第3回

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2017/09/06 14:00

 本連載では、Microsoft Azureのサービスラインナップの1つで、NoSQLデータベースのPaaSであるCosmos DBについて全4回(概要/設計/実装/運用)に分けて説明します。3回目の今回は、実装編として実際にCosmos DBを触ってみます。

目次

はじめに

 Cosmos DBは「ドキュメント」「キーバリュー」「グラフ」「列指向」の4つのデータモデルをサポートしたデータベースです。本記事ではその中から、ドキュメント形式のデータモデルを対象とします。ドキュメント形式のデータモデルの操作には「DocumentDB API」を使います。

 DocumentDB APIは、SQLを使ってデータを参照することができるAPIで、.NET、Java、NodeJS、Python用のライブラリが用意されています。

 では、データの入れ物となるデータベースとコレクションの作成、実際のデータであるドキュメントの作成までを順に、.NET(C#)で実装していきます。また、Cosmos DBはローカルマシンで動作する「Cosmos DB Emulator」の使用を前提としています。Cosmos DB Emulatorは無償で使用することができるため、今回のようなサンプルの動作確認程度であれば、まずはEmulatorを使うことをお薦めします。もちろん、Emulator向けに実装したコードは、接続先やキー等の設定情報を除けばAzure上のCosmos DBでそのまま使うことができます。

対象読者

  • Microsoft Azureや他のクラウドサービスを利用している方
  • NoSQLデータベースを利用している方
  • Cosmos DBの仕組みを理解したい方

検証環境

 本記事では、以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows 10 Pro
  • Microsoft Edge 38
  • Microsoft Visual Studio Community 2017
  • .NET Framework 4.7
  • Azure Cosmos DB Emulator最新版

サンプルアプリの概要

 今回はサンプルとして、いわゆる「ToDoリスト」を管理するアプリを作成します。

 Cosmos DBへのデータアクセスがテーマなので、アプリはとても単純なコンソールアプリケーションで作成し、Cosmos DBから取得したデータがコンソールに出力されることを確認します。

図1 サンプルアプリの実行例
図1 サンプルアプリの実行例

データベースとコレクションの定義

 ドキュメントの格納先となるデータベースとコレクションを定義します。データベース名は「DemoDb」、コレクション名は「TodoCollection」とします。

 コレクションには、以下の項目を持つドキュメントを格納するものとします。

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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト 秋葉 龍一(アキバ リュウイチ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2017年5月時点での登録メンバは52名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂き...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XMLD...

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連載:Microsoft AzureのNoSQLデータベース「Cosmos DB」を使ってみよう
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