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「Google Cloud Next」で感じられたGoogleの本気とは――注目の新サービスとカンファレンスの歩き方

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吉積流「カンファレンスの歩き方」

――「Google Cloud Next」は、どのように参加するのがおすすめでしょうか?

 Google Cloud Nextに限りませんが、やはり基調講演は参加したいですね。それ以外にもたくさんのセッションが行われますが、これらのセッションはYouTubeでも公開されます。字幕付きなので、気になるセッションはYouTubeで見ることをお勧めします。それよりも、会場にはたくさんのブースがありますので、それを見て回って、気になることを直接聞くことの方が得られるものが大きいと思います。

 このブースには、基本的にそのプロダクトを作った本人やマネージャーがいて、話を聞くと本当に嬉しそうに説明してくれます。自信満々に「これいいだろう。俺が作ったんだぜ」というノリですね。ちょっとした英語力は必要ですが、皆さん自分で作ったプロダクトを知って欲しいわけですから、興味がある人に対してはものすごく親切で、邪険にされたことは一度もありません。かなり突っ込んだ裏話も聞けますし、すごく楽しいと思います。

 それに、相手もエンジニアですから実務に沿った話を聞くことができます。例えば、Google I/Oだったと思いますが、分散データベースの「Spanner」が出はじめた頃に、ブースに立っていたGoogleのエンジニアに質問したんです。「プロダクションでは3ノード以上推奨だとしたら高くつくじゃないか」と言ったら、「性能に問題なければ1ノードでも可用性に関しては大丈夫なので、プロダクションで使ってもいいよ」と答えてくれました。サポートに問い合わせたら、きっと3ノードじゃないとダメだと言われますよね。そのようなことを、実際にプロダクトを開発している一番詳しいエンジニアに直接聞けるのは、すごくいいことですし、相手の記憶にも残ります。そういうリレーションを築いていくことは、とても重要です。

 また、今回のGoogle Nextでは、GCPの資格を取った人だけを優遇するブースもありました。資格を持っていることを伝えると、特別なノベルティグッズがもらえたりします。以前もクラウドエースのスタッフが行って、マントをもらってきました。特定の人しか入れませんから空いていますし、電源も使い放題で便利です。

認定資格を持っている人向けの記念のマントを羽織りながら記念撮影
認定資格を持っている人向けの記念のマントを羽織りながら記念撮影

Google Cloud Next '18 in Tokyoの見どころは?

――東京でも「Google Cloud Next」がありますが、どのように参加するのがおすすめですか?

 東京では、Googleの発表はサンフランシスコの焼き直しが大半になると思いますので、そちらを見た人は日本における事例やブースを回るのが楽しいかも知れません。開発者だったら9月19日の夜にある、GCPのコミュニティが主催の「Dogrun(ドッグラン)」には参加して欲しいですね。私も企画から参加しているもので、Googleのプロダクトマネージャーも来ます。自由な感じのセッションがいくつも行われて、プロダクトの詳細や裏話を聞くことができます。

 製品を担当しているプロダクトマネージャーに、製品に興味があるということを伝えるのは、相手も喜ぶことなので、躊躇せずに頑張ってほしいと思います。それをきっかけにではないですが、資格取得などにチャレンジしてほしいです。Googleの世界は絶対に明るいので、飛び込んで損はありません。

クラウドエーススタッフで記念撮影
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この記事の著者

吉澤 亨史(ヨシザワ コウジ)

元自動車整備士。整備工場やガソリンスタンド所長などを経て、1996年にフリーランスライターとして独立。以後、雑誌やWebを中心に執筆活動を行う。パソコン、周辺機器、ソフトウェア、携帯電話、セキュリティ、エンタープライズ系など幅広い分野に対応。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/11076 2018/09/14 14:00

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