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3000万件のワークフローから分析! 開発パフォーマンスを向上させるには?【デブサミ2020】

【13-C-2】CircleCIの3000 万件のワークフローから得られたDevOpsに関する知見

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2020/03/05 12:00

 DevOpsの普及に伴い、継続的インテグレーション(CI)および継続的デリバリー(CD)に取り組む企業が増えてきた。CI/CDを実践することで、ソフトウェアの信頼性向上やリリース期間の短縮が期待できる。とはいえ、たとえ同じCI/CDツールを使ったとしても、組織によって開発のパフォーマンスには大きな差が生じるものだ。CI/CDで最大限の成果を上げるためには何が必要なのか。優れたパフォーマンスを発揮している開発チームの共通点とは何なのか。世界最大規模のクラウドCI/CDサービスを展開するCircleCIでは、同プラットフォーム上で実行された、3000万件のワークフローのデータを分析。その結果から得られた知見を、同社のSolutions Engineerである車井 登氏が紹介した。

目次
CircleCI Solutions Engineer 車井 登氏
CircleCI Solutions Engineer 車井 登氏

4つのメトリクスでCircleCI上の膨大なワークフローを分析

 CI/CDツールを使う動機として多いのは、「自動化したい」「コストを削減したい」「開発スピードを上げたい」といったところだろう。ほかにも、ソフトウェアの品質やセキュリティの強化などが考えられる。

 「これらはすべて、『最高のチームづくりをしたい』ということに収束するのではないか」と、車井氏は冒頭で述べた。

 では、最高のチーム、優れたパフォーマンスを発揮できるチームとはどのようなものか。それをデータに基づいて分析するために、CircleCIでは膨大なワークフローの調査を実施した。対象となったのは、CircleCIのクラウドプラットフォーム上で2019年6月1日~8月30日の3カ月間に確認された3000万件強のワークフローデータ。これらは、4万以上のOrganization(組織・企業)と、15万以上のプロジェクトから取得されたものだ。なお、CircleCIの「ワークフロー」とは、複数のジョブ(ビルド、テスト、デプロイなど)を組み合わせて構築するCI/CDパイプラインの全体を指す。

 3000万件のワークフローから具体的にどのようなデータを抽出したのかについて車井氏は、「DORA(DevOps Research and Assessment)が公表した『2019 Accelerate State of DevOps Report』(以下、State of DevOps Report)で示されている4つのメトリクスをベースにした」と説明。

 それらは「スループット」と「安定性」の2つに大きく分かれ、前者は「変更のリードタイム」と「デプロイ頻度」、後者は「平均修復時間(MTTR)」と「失敗の頻度」といったメトリクスで構成されている。

 ただし、CircleCIはあくまでもCI/CDツールであり、State of DevOps Reportで示されているこれらのメトリクスをそのまま適用するのは難しいという。実際には、それぞれ次のようなCircleCI上で取得可能なメトリクスを採用し、分析を行っている。

CircleCIが実際に使ったメトリクスは右側の4つ
CircleCIが実際に使ったメトリクスは右側の4つ

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  • CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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