米Googleは、フルマネージド型コンピューティングプラットフォーム「Cloud Run」において継続的デプロイを数クリックで設定できるようにしたことを、9月18日(現地時間)に発表した。
今回の、Cloud Runにおける継続的デプロイの簡易化は、コードを開発マシンから本番環境へ直接デプロイする際に、コードにローカルの変更内容が含まれる可能性がある、手動で処理されたためエラーが発生しやすい、テストが省略されるといった問題が発生しやすく、実際に本番環境で実行されているコードを後で特定できなくなる、といった事態を避けるべく行われている。
Cloud Runのユーザーインターフェースから、Gitリポジトリへ簡単に接続して継続的デプロイを設定すると、コードが自動でビルドされ、Cloud RunやCloud Run for Anthosサービスにデプロイされるようになった。なお、同機能は新サービスだけでなく、既存のサービスでも使える。
継続的デプロイでは、Go、Node.js、Java、Python、.NETで記述されたコードや、Dockerfileが含まれるリポジトリを選択可能で、DockerやGoogle Cloud Buildpacksを使用してコードをビルドしてコンテナを生成し、それをGoogle Container RegistryにプッシュしてCloud RunサービスへデプロイするCloud Buildトリガーを構成する。また、Cloud Buildトリガーの構成に手順を追加して、後からプロセスをカスタマイズすることもできる。
デフォルトでは、コードは自動でビルドされ、新たなCloud Runリビジョンへデプロイされるが、受信トラフィックを100%すぐに受け入れるべきかを判断して、場合によっては新しく追加されたトラフィック制御による、トラフィックの段階的な移行も可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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