米Amazon Web Servicesは、Amazon EC2で実行されているか、AWSの外部で実行されているかに関わらず、既存のMySQL 8.0データベースバックアップから、新たなAmazon RDS for MySQLのデータベースインスタンスを簡単にリストア可能にする機能の提供を、10月9日(現地時間)に開始した。
同機能は、既存のMySQLデータベースのバックアップをPercona XtraBackupで作成し、それをAmazon S3バケットにアップロードして、RDSコンソールまたはAWSコマンドラインインターフェースから、新しいAmazon RDS DBインスタンスを作成することで行われる。
この機能によって、ソースデータベースにおけるパフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ、MySQLデータベースを移行できるようになるとともに、マルチパートアップロードや転送アクセラレーションなどAmazon S3ファイル転送の最適化によって、大きなバックアップファイルのアップロードを高速化することが可能になる。
バックアップ完了後は、MySQLレプリケーションを使って、Amazon RDSデータベースをソースデータベースの最新の変更にマージできる。
同機能は、MySQL 5.6/5.7/8.0を使用するデータベースの、すべてのAWS商用リージョンでの利用が可能になっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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