米Microsoftは、Visual Studio Code用のJupyter拡張機能の2021年4月版を、3月31日(現地時間)にリリースした。
Visual Studio Code用Jupyter拡張機能2021年4月版では、データビューアに更新ボタンが追加され、最新データの取得が可能になったほか、PyTorchとTensorFlow形式のデータ表示に対応している。また、データビューア全体のUIデザインが更新され、各列の見出しにフィルターボックスを表示するとともに、列見出しをクリックしてデータの並び替えが可能になり、個々のセルをクリックしてセル内容をコピーできるようになった。
さらに、データビューアにスライスデータのサポートが追加され、高次元データの任意の2Dスライスの表示が可能になっており、入力ボックスからPythonスライス構文を使用してプログラムでスライスを指定するか、「軸」および「インデックス」ドロップダウンからインタラクティブにスライスを行える。
Jupyter Notebookでは、セル選択モードでマウスまたはキーボードショートカットを使用して、複数の連続するセルを選択できるようになったほか、セルをすばやく折りたためるようになった。また、ノートブックを比較するときに表示される情報の種類をカスタマイズして、メタデータを非表示にして違いを出力するオプションが利用可能になっている。
なお、Jupyter拡張機能はPython拡張機能に付属しており、VS Code Insidersではネイティブなノートブックに対応したJupyter拡張機能も試せる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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