米HashiCorpは、マルチクラウドに対応したオーケストレーションツールの最新版となる「Terraform 0.15」の一般提供を、4月14日(現地時間)に開始した。
「Terraform 0.15」では、既存のコードベースを変更することなく新バージョンを採用できるよう、リモートステートデータソースパーサの要件を緩和しており、今後はリリース時点で1.0.xまでのバージョンの、Terraformのリモートステートデータソースへアクセス可能となる。
また、「Terraform 0.14」で追加されたステートファイルは、もともとは「Terraform 0.15」で開発されたものであり、ステートファイルはバージョン0.14.x、0.15.x、および1.0.x間で相互互換性がある。
ほかにも、サポートされているすべてのプラットフォームでコンソールエクスペリエンスを統合し、UTF-8のサポートとWindowsの仮想端末シーケンスへの移行に対応した。さらに、値のセンシティビティをプロバイダベースに拡張するとともに、新たにsensitive関数およびnonsensitive関数が追加されたほか、ロギング動作が改善されメッセージを特定のログレベルに確実に送信できるようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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