レバテックが運営する「レバテックキャリア」は、全国の正社員として働くITエンジニアを対象に実施した、ITエンジニアのキャリアに関する実態調査の結果を6月2日に発表した。また、調査結果は「ITエンジニア転職白書2021」としてレポートにまとめている。
同調査は、2021年3月時点で満18歳~50歳の正社員として働くITエンジニア1424名に対して、2月26日~3月2日の期間に行われている。
仕事のモチベーションを伺ったところ、第1位は「満足する給与がもらえること」(34.3%)だった。次いで、「やりがいを感じられること」(15.8%)「社内の人間関係が良好であること」(8.5%)と続いた。
重要視する働き方においては、「給与」を選んだエンジニアのうち、25.5%が転職を3回以上している結果となり、自身の働き方において給与面に重きを置くエンジニアは転職を繰り返す傾向にあることが分かった。
ITエンジニアとして転職した経験を伺ったところ、約3割のエンジニアが転職経験があるという結果になった。また、転職回数についての質問では、「4回」もしくは「5回以上」と回答したエンジニアは合わせて全体のおよそ1割程度にとどまり、「1回」または「2回」と回答したエンンジニアは合わせて78%と、転職経験のあるエンジニアの大多数が1~2回の転職回数であることが分かった。
転職活動で活用した手段は、「エージェントの利用」(40.0%)が最多だった。転職エージェントでは、求職者とエンジニアをマッチングするだけではなく、キャリアアドバイザーとともにキャリアのロードマップを一緒に考えることが可能なため、転職活動を初めてする人や、自身のキャリア形成に迷っている人に利用されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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