米Appleは、6月7日(現地時間)に開催された開発者会議「WWDC21」において、クラウド環境でのアプリ構築、自動テストの実行、テスタへのアプリのデリバリ、フィードバックの表示や管理といったツールを集約したサービス「Xcode Cloud」を発表した。
Xcode Cloudでは、開発ツールを数分程度でセットアップして、ビルドを開始でき、ビルドのステータスが表示され、ビルドが終了するとただちにその結果が表示される。
Xcodeプロジェクトの情報をもとに、ビルド設定が最適化されるほか、アプリを自動的にビルド可能なので、専用のビルドインフラストラクチャは必要ない。
ワークフローは自動化でき、複数の機器を使用したテストの並行での実行や、ビルドおよびテスト結果、ユーザーからのフィードバックなどの統合管理など、アプリケーション開発に関わる全般的な機能を備えている。
同サービスは現時点ではベータ版であり、利用にあたってはメールでの申し込みが必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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