オープンソースのプログラミング言語Python開発チームは、最新版となる「Python 3.9.7」と、バージョン3.8系列の2番目のセキュリティリリース「Python 3.8.12」を、8月30日(現地時間)にリリースした。
「Python 3.9.7」は、最新の安定リリースであり、数多くの新機能と最適化が行われている。
セキュリティ関連では、潜在的な競合状態を避けるべく、tempfile.mktemp()がTemporaryDirectoryに置き換えられたほか、marshalモジュールに監査イベントが追加されるとともに、マーシャリングされていないすべてのコードオブジェクトに対して、code.__init__イベントの発生が抑えられた。また、libexpatのベンダコピーが2.4.1に更新され、Billion Laughsの脆弱性が修正され、コマンドインジェクションを回避すべくsmtplibの内部関数putcmdが\rと\nの文字に対して入力をサニタイズするようにした。
「Python 3.8.12」には、4つの修正およびDoS攻撃につながる可能性のあるバグが修正された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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