Kubernetesで並列ジョブをオーケストレーションするための、オープンソースのコンテナネイティブなワークフローエンジンであるArgo Workflowsの開発チームは、最新版となる「Argo Workflows 3.3」を2月1日(現地時間)にリリースした。
「Argo Workflows 3.3」には、任意のプログラミング言語を使用してワークフローの拡張機能を作成できるようにするプラグインテンプレートが追加されている。
さらに、Pythonによる新たなSDKであるHera(hera-workflows)が追加されており、Python開発者が機械学習を行うための実験的なワークフローを作成する、より簡単な方法を提供する。
また、タスクの実行を一時停止してデバッグを可能にする機能が追加されたほか、ポッド名にテンプレートの名前が含まれるようになり、kubectl get pods使用時にどのポッドがどのタスクであるかを簡単に確認できるようになった。
ほかにも、user名前空間におけるRBAC設定のサポートや、Dockerに対するKubernetesのサポート終了にともなうEmissaryエグゼキュータへの置き換えなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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