AdobeはAdobe Labsを通じて「Flash-Ajax Video Component」を公開した。
Adobeは27日、Adobe Labsを通じて「Flash-Ajax Video Component」を公開した。BSDライセンスのオープンソースとして提供されており、サンプルソースをダウンロードすることもできる。なお、実行にあたってはFlashのグローバルセキュリティ設定の「許可」が求められる場合がある。
「Flash-Ajax Video Component」は、FLV(Flashビデオファイル)の実行をHTMLとJavaScriptのみで制御するコンポーネント。呼び出し側の制御に従い、コンポーネントがFLVを操作する。WebサイトにおけるFLVの実行はswfファイルを通じて行われることが多いが、このコンポーネントを使うことで、HTMLベースのWebサイトにおいても、Flashビデオを再生するのが容易になる。
サンプルソース
「favideo_072707.zip」にはサンプルソースが3種類用意されている。「SimpleDemo.html」では通常のHTML上でFLVを再生するもの。ソースを見るとわかるが直接FLVを呼び出しているわけではなく、外部JavaScriptファイルを通じて再生している。
2つめのサンプルソース「Variations.html」では、FLV実行スクリプトの引数を変えることで動画ファイル再生の制御を変えられることを示した例。上から「自動再生」「自動再生なし」「操作パネルの制御不可」となっている。
3つめのサンプルソース「APITest」では、さまざまなパラメータを変えてFLVを実行したときの様子を確認できるものとなっている。スキンの柄や色、動画の大きさ、実行ログ、動画属性値などを見ることができる。
なお、Flash-Ajax Video Componentは正式版ではなく、JavaScriptエラーも起きやすい。今後のバージョンアップが期待されるコンポーネントだ。
Adobe Labs:Flash-Ajax Video Component
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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