米Googleは、2021年6月2日(現地時間)に発表していた、Google CloudにてTPUホストマシンへの直接のアクセスを提供する「Cloud TPU VM」の一般提供を、5月10日(現地時間)に開始した。
Cloud TPU VMでは、物理TPUハードウェアが接続されているホストと同様の、インタラクティブな作業を可能にしている。
今回の一般提供にあたって、機械学習ベースのランキングとレコメンデーションのワークフローを高速化する、TPU Embedding APIが新たに導入され、相互に接続されたポッド内の数百にも及ぶCloud TPUチップで自動的にシャーディングすることによって、埋め込みテーブルなど大量のデータを効率的に処理できるようになった。
さらに、それぞれのフレームワークでのセットアップを容易にすべく、主要なフレームワークであるTensorFlow v2-tf-stable、PyTorch/XLA 1.11、JAX 0.3.6での動作検証が行われている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です