クラウド向けに提供されているAWSサービスのAPIを、ローカル環境でエミュレートするLocalStackの開発チームは、「LocalStack 1.0」の一般提供を7月13日(現地時間)に開始した。
「LocalStack 1.0」では、新機能としてアプリケーションの状態の永続的なスナップショットであり、簡単に保存、バージョン管理、共有、インスタンスへの注入が可能なクラウドポッドのエクスペリエンスが大幅に作り直され、状態ファイルの便利な処理、完全に統合されたストレージとバージョン管理、実行中のLocalStackインスタンスへのクラウドポッドの状態のマージがサポートされるようになっている。
また、マルチアカウント設定が大幅に簡素化され、リソース消費が削減されたほか、Pythonディストリビューションを使用してLocalStackを拡張およびカスタマイズすることが可能な拡張機能が利用できるようになった。
さらに、すべてのAWSサービスに対するIAMのサポート、LocalStack実行のAWS API使用量テレメトリをLocalStackチームアカウントに報告するStack Insightsの追加、LocalStackコンテナ内で使用されるファイルシステム階層の刷新、AWS Server Framework(ASF)の完全なロールアウトなど、数多くの機能追加、改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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