対象読者
- 再利用可能なHTMLやCSSを整備したいJavaScriptエンジニア
前提環境
筆者の検証環境は以下の通りです。
- macOS Ventura 13.0.1
- Google Chrome 108.0.5359.124
- Lit 2.5.0
ToDoリストを作りながらLitの状態管理を学ぶ
前回はLitを用いて簡便にカスタム要素を構築する基本的なやり方について学びました。今回はもう少し踏み込んで、図1のようなToDoリストを作りながら、インタラクティブなアプリケーションの作成に役立つ機能を解説します。
簡単に仕様を解説します。データに基づいてチェックリストを表示でき、チェックを付けるとテキストに打ち消し線が引かれ、その項目が完了したことを表現します。また、[完了したタスクを隠す]のチェックを入れることで、完了している項目を非表示にする機能もつけておきましょう。
順を追って、これらの機能を実装しながら、Litでアプリケーション開発を行う際のエッセンスを解説していきます。