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WebKit開発チーム、Safari 16.4に搭載した新機能を解説

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 米Appleを中心とする、HTMLレンダリングエンジン「WebKit」の開発チームは、macOS/iOS/iPad OS向けのWebブラウザ「Safari 16.4」の配布が3月27日(現地時間)に始まったことを受けて、WebKit公式ブログの同日付投稿で、「Safari 16.4」で新たに加わったWebKitの機能について解説している。WebKitは、GNU Lesser General Public LicenseとBSDライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 Safari 16.4は、macOS Ventura、macOS Monterey、macOS Big Sur、iPadOS 16、iOS 16で利用できる。今回の新バージョンで特筆すべき点は、iOS版とiPadOS版でWebサイトからのプッシュ通知が利用可能になる点にある。Web開発者は、JavaScriptの「Push API」「Notifications API」「Service Worker API」を使用することで、ユーザー個人に端末にプッシュ通知を送ることができる。

 Webサイトからのプッシュ通知は、アプリケーションからの通知と同じように、ロック画面や通知センター、そしてペアリングしたApple Watchに表示される。ユーザーは集中モードを利用することで、Webサイトからのプッシュ通知を受け取る時間帯や場所などを細かく設定できる。

 さらに、ユーザーがWebサイトに直接アクセスするアイコンをホーム画面に追加している場合、開発者はそのアイコンの右上に、未確認のプッシュ通知の数を示すバッジを表示できるようになった。これには、JavaScriptの「Badging API」を使用する。

 また、iOS 16.4とiPadOS 16.4では、サードパーティーのWebブラウザも、共有メニューからの「ホーム画面に追加」で、Webサイトに直接アクセスするアイコンをホーム画面に追加できるようになる。

 Safari 16.4ではほかにも、再利用可能なカスタム要素をカプセル化し、再利用可能にした「Web Components」に対応するなど、数多くの新機能が加わっている。

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https://codezine.jp/article/detail/17600 2023/03/31 08:00

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