米GitHubは、GitHub Actionsを利用したCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デプロイ)を強化する新機能「Deployment Protection Rules」のパブリックベータを4月20日(現地時間)に公開した。GitHub Enterprise Cloudのユーザーに限って提供する。
Deployment Protection Rulesは、開発者がソフトウェアをデプロイする際に、そのソフトウェアが満たさなければならない条件を独自に設定可能にする機能。条件を満たしていないソフトウェアをデプロイしようとすると拒否される。Deployment Protection RulesはGitHub Appの形式で作成する。作成したルールはGitHub Marketplaceで公開して、関係者に配布することもできる。
GitHubのパートナー企業が作成し、GitHub Marketplaceに公開しているDeployment Protection Rulesを利用することもできる。それぞれの企業が独自に提供しているサービスでソフトウェアやデプロイ先の環境の状況を点検できる。例えば米Datadogが公開しているDeployment Protection Rulesは、サーバーやクラウド環境の状態を監視し、通常の状態でないときに開発者が送ってきたデプロイ要求を拒否するといった機能を持っている。
Datadogのほかにも、米Honeycomb、米New Relic、米NodeSourceなどの企業が自社サービスの機能を活用したDeployment Protection Rulesを配布している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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