WebフレームワークAstroの開発チームは、最新バージョンとなる「Astro 2.5」を5月18日(現地時間)にリリースした。
「Astro 2.5」では、JSONやYAMLといったデータ形式を独自のコレクションに保存するための新たなプロパティとなるtype: 'data'が導入され、作成者プロフィール、再利用可能な画像代替テキスト、翻訳辞書などを含む新しい形式のコンテンツのコレクションが使用できるようになっている。
バージョン2.0では、SSRアプリに個々のページを事前レンダリングする機能が追加されたが、「Astro 2.5」に実験的に追加されたサーバ出力オプション'hybrid'によって、その逆も可能になった。'hybrid'では、SSRのデフォルトの事前レンダリング動作を反転するため、事前レンダリングするすべての静的ルートをマークする必要がなくなっている。
さらに、client:ディレクティブを定義することで、コンポーネントのロード時期をより詳細に制御できる、カスタムクライアントディレクティブが実験的に追加されたほか、改行を含むすべての空白をHTMLから削除するcompressHTMLオプションの追加、コンポーネントの並列レンダリングのサポート、完全な型安全を備えたHTML要素としてレンダリング可能なコンポーネントの構築を容易にするTypeScriptヘルパーであるPolymorphicの搭載といった、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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