OpenTextは、中小企業(SMB)およびコンシューマーセグメントに対する最新の脅威とリスクを調査した「2023年OpenText Cybersecurity脅威レポート(日本語版)」を、3月29日(現地時間)に発表した。
本レポートは、OpenTextプラットフォームにより取り込まれたデータに基づき、さまざまな脅威活動が、企業や個人に与える影響について説明している。
マルウェアに関する項目では、Webrootで保護されたWindowsエンドポイント上のマルウェア感染率は、前年比16.7%減であった。また、地政学的な緊張の高まりが、マルウェアキャンペーンに影響を与えていることが判明した。高リスクのURLを分析した結果、各悪性ドメインは平均して2.9個のマルウェアURLをホストしていたのに対し、フィッシングURLは1.9個であった。
「業界別の感染率と平均からの偏差」の項目では、製造業が最も感染頻度が高く、攻撃対象となりやすい業種の第1位であった。
また、ランサムウェアに関する「四半期ごとの身代金支払額」の項目では、身代金支払い額の平均値が、昨年の7万ドルから約20万ドルに急増しており、それに伴いサイバー保険の料率も上昇していた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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