Cloudflareは、ビジネスにおいてさまざまなリソースを相互接続するニーズが高まっていることから、あらゆるものを接続し保護する新概念「コネクティビティクラウド」を、9月27日に発表した。
Forrester Consultingが北米、ヨーロッパ、APAC、ラテンアメリカのIT組織の意思決定者449名を対象に実施した調査によると、ITおよびセキュリティ環境でコントロールを失っていることに「同意する」または「強く同意する」と回答した組織は40%近くに上った。また、全体的なコントロールを失っている理由の上位4つは、「アプリケーションの総数の増加(66%)」「アプリケーションのロケーションの増加(62%)」「オンプレミスからクラウドへの移行(52%)」「リモートもしくはハイブリッドワークへの移行(49%)」だった。
さらに、現在直面する課題に関する項目では、50%近くの組織が「ユーザーの数と種類(人間/機械/サードパーティ)の増加」を上位5つの課題のひとつと考えていた。上位5つの課題の中には、「チームの生産性の維持または改善の困難さ(44%)」「拡大する攻撃対象領域への対処(44%)」なども含まれた。
調査結果より、98%の組織が、安全でパフォーマンスの高い「any-to-any」な相互接続に価値を見出していたことから、Cloudflareは「コネクティビティクラウド」の概念を新たに提唱した。コネクティビティクラウドは、ユーザー、クラウド、デバイス、データベース、オンプレミスのハードウェア、データなどを安全に接続し、ツールやデータの増加に伴って複雑化する管理の負担を緩和するプラットフォームを指す。Cloudflareは、コネクティビティクラウドの実現により、大手クラウドの包囲網から脱却することも可能であるとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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