米Microsoftは、パブリック・クラウド・サービス「Microsoft Azure」と組み合わせて使用できるJava関連ツールの2023年9月版を10月25日(現地時間)に公開した。
今回のJava関連ツールでは、統合開発環境「IntelliJ IDEA」の画面から「Azure OpenAI Service」の設定ができるようになり、サービスの作成と、デプロイがIntelliJ IDEAの画面から実行できるようになった。Azure OpenAI Serviceは、米OpenAIが開発した大規模言語モデルである「GPT-3」「GPT-4」「DALL-E 2」などの機能を提供するサービス。開発者は、自身のアプリケーションの大規模言語モデルの機能を組み込むことができる。
設定だけではなく、大規模言語モデルの回答を試す「Playground」の機能もIntelliJ IDEAから利用できるようになった。大規模言語モデルのパラメーターなどの設定も可能だ。
さらに、作成したサービスのREST APIを呼び出すサンプルコードを、AIに作成させることもできるようになった。サンプルコードはJava、JSON、Curlの3種類で出力し、ユーザーは好みのものを選んで自身で開発中のコードにコピーできる。
また、Eclipse向けのAzure用Java関連ツールが、Eclipseの最新版であるバージョン4.29に対応した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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