米Microsoftは、アメリカ合衆国政府のためのAzureであるAzure Governmentにおいて、Azure OpenAI Serviceが利用可能になったことを、2月6日(現地時間)に発表した。
Microsoft、米政府機関向けサービス「Azure Government」にて、OpenAIのモデルを利用可能な「Azure OpenAI Service」を使えるように
今回Azure OpenAI Serviceが、Azure AI Services、Azure Machine Learning、Azure AI Searchを含むAzure Governmentで利用できるAIプラットフォームに加わることによって、アメリカの政府機関におけるAI機能がさらに進化する。
Microsoftは、調達対象のクラウドサービスを認可するJoint Authorization Board(JAB)に、Azure OpenAI ServiceにおけるFedRAMP Highの認可を求めており、今後数か月間を目処に政府機関において高度なAI機能を利用可能にすることを目指す。
政府機関における生成AIの活用によって、現在多くのリソースが費やされている、契約関連書類の作成やケースワーカによるケース管理、情報の検索、複雑な状況やプロセスのシミュレーションなどの簡素化が期待できる。
なお、政府機関がAzure Governmentにて保有するデータを、政府機関以外のユーザーが利用することはなく、OpenAIや他のモデルのトレーニング、Microsoftやサードパーティの製品・サービス改善などに用いられることもない。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です