レバテックは、自社のデータを用いて、2023年12月時点のITエンジニア・クリエイターの正社員転職/フリーランス市場における需給変化を2月7日に公開した。
2023年12月時点でのITエンジニア・クリエイター正社員転職求人倍率は12.0倍となった。正社員求人数は前年同月比129%、転職希望者数は前年同月比173%となり、ともに増加傾向がみられた。特に転職希望者数の伸びは著しく、12月の転職希望者数は過去最高となった。
2023年12月の正社員求人数1位は「PM」となった。「PM」の求人数は前年同月比125.7%の増加となり、正社員転職市場における需要増加の傾向がみられた。
また、「データマイニング」と「クラウド」の正社員求人数はそれぞれ前年同月比120%超えとなり、その需要の高さを示す結果となった。AI活用におけるビッグデータ解析やDX推進に対するニーズが高まる中、このような専門スキルを持つIT人材の需要は依然として高いことがわかった。
フリーランス案件発生数は前年同月比153%、案件希望者数は前年同月比144%となっており、右肩上がりの増加傾向が見られた。2019年頃と比較すると、フリーランスの案件希望者数は4年で約3.8倍に成長していることから、フリーランスという働き方が浸透しつつあることが伺えた。
2023年12月のフリーランス案件発生数は「Java」が1位となり、「PHP」や「Python」、「C#/C#.NET」などといった主要なプログラミング言語と比較して、2倍以上の差をつける結果になった。
レバテックフリーランスが発表したデータによると、「Go」や「Ruby」といったモダンなプログラミング言語は平均単価80万円を超える高単価の傾向が見られたが、案件数としては、やはり「Java」が最も多い実態があった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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