米Deno Landは、JavaScript/TypeScriptランタイムDenoの最新バージョンとなる「Deno 1.41」を、2月22日(現地時間)にリリースした。
Deno 1.41では、deno compileによって生成されるバイナリの軽量化が実現されており、最大50%の削減が可能になっている。
また、Denoコミュニティから要望の多かった、Linux ARM64ビルドが提供されるようになり、公式のDeno DockerイメージもARM64をサポートするようになった。あわせて、ARM64向けに最新機能のテストやバグ修正に役立つCanaryビルドが提供されるようになり、Deno 1.41以降はLinuxおよびMac ARM64にてCanaryビルドが利用できる。
さらに、Node.jsの互換性に関する問題の修正として、cp.execFileにおけるtimeoutの適切な検証、cryptoモジュールにおけるaes256アルゴリズムのサポート、fs/promisesへのcp()サポートの追加、http2.connecにおけるALPNプロトコルのサポートによるgrpc-jsパッケージとの互換性の向上、process.ppidおよびprocess.umaskのサポート、util.callbackifyにおけるfs-extraパッケージ互換性を有効化するNodeへの適合などが行われた。
ほかにも、DenoAPIにおけるいくつかの変更や、言語サーバの改善といった、さまざまな機能追加・改善が実施されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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