米Google Cloudは、同社の運営するフルマネージドの統合AI開発プラットフォームであるVertex AIと、強力な分散PythonフレームワークであるRayとのシームレスな統合の一般提供を、5月16日(現地時間)に開始した。
今回、一般提供が開始されたVertex AIとRayの統合によって、Pythonベースの機械学習、深層学習、強化学習、データ処理、科学計算のワークロードを、1台のマシンから大規模なクラスタに拡張できるので、基盤となるインフラストラクチャの管理を複雑にすることなく、もっとも要求の厳しいAIの課題にも取り組めるようになる。
Rayの人間工学に基づいたAPIをVertex AI SDK for Pythonと統合することで、AI開発者は最小限のコード変更によってローカル開発環境またはVertex AI Colab Enterpriseでのインタラクティブプロトタイピングから、Vertex AIのマネージドインフラストラクチャでの本番環境へのデプロイメントへの、シームレスな移行を可能にする。
VPC Service Controls、Private Service Connect、顧客管理の暗号鍵(CMEK)といった、Vertex AIの堅牢なセキュリティ機能によって、Rayの分散コンピューティング機能を活用しつつ機密データやモデルを保護できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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