米Microsoftは、「Semantic Kernel Java SDK v1」の一般提供を、5月22日(現地時間)に開始した。
Semantic Kernel Java SDK v1では新機能として、AIサービスがネイティブJava関数の呼び出しを要求できるようにするTool Callingが追加されている。
また、テキストとオーディオ間の相互変換がサポートされるようになったほか、型変換が強化され、ユーザーが型を登録してプロンプトとの間で型をシリアル化/逆シリアル化することが可能になった。
さらに、関数呼び出しなどの重要なポイントを監視するためにフックが導入されており、追跡やデバッグを改善するためにそれらをログに記録したりインターセプトしたりできるようになっている。
ほかにも、APIの一貫性が向上して新しいユーザーにとってより直感的で導入しやすくなるとともに、SDKはJavaの原則を遵守してJava 8以降との互換性を維持しつつ、.NET SDKの命名規則をより厳密に反映しているので、複数の言語を使用する開発者がコード、概念、説明の一貫性を維持して、関連チームとの知識の共有を可能にした。
あわせて、Javaを含むすべての言語を網羅するドキュメントが拡充され、サンプルコードフォルダはSemantic Kernel Java SDKの可能性を最大限に活用し、直ちに使い始められるように再構成されている。また、新たなサンプルも追加されているほか、さらに多くの構文例の追加も予定する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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