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IBM、ビジネス向けAIプラットフォーム「watsonx」における今後の展開を発表

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 米IBMは、年次イベント「THINK」において、watsonxプラットフォームの新たなアップデート、およびAIをよりオープンでコスト効率に優れ、企業にとって柔軟なものとすべく設計された、データおよびオートメーション機能を5月21日(現地時間)に発表した。

 今回の発表の1つ目は、言語およびコード用Graniteモデルのオープンソース化で、オープンソースのAIエコシステムへのコミットメントをさらに強化すべく行われる。オープンソースのGraniteモデルは、開発プロセス、品質、効率性といった点で優れており、HuggingFaceとGitHubにてすでに提供が開始されている。

 コード用のGraniteモデルには、3Bから34Bまでのパラメータによるバリエーション、基本モデルと命令追従モデルのバリエーションを用意し、複雑なアプリケーションのモダナイゼーション、コード生成、バグの修正、コードの説明と文書化、リポジトリーの管理といったタスクに役立つ。116のプログラミング言語で学習され、さまざまなコード関連タスクにおいて、オープンソースのコードLLMの中では最先端の性能を達成している。

 もう1つの発表は、米Red Hatとともに開始した、LLMに関する真のオープンソースイノベーションを前進させるためのアプローチとなるInstructLabの提供で、InstructLabの使用によって、開発者は自身のビジネス領域や業界に特化したモデルを、自分のデータで構築可能になり、モデル提供者だけが価値を得るのではなく開発者がAIの直接的な価値を確認できる。

 3つ目の発表は、顧客がドメイン横断的な独自のAIアシスタント開発を可能にする、watsonx Orchestrateの新機能を含むwatsonxアシスタントファミリに関する今後のアップデートおよび機能強化で、新しいAIアシスタントにはwatsonx Code Assistant for Enterprise Java Applications(10月提供開始予定)、知識や専門性を迅速に伝達できるようにユーザーとシステムとの関わり方を変革するwatsonx Assistant for Z(6月提供開始予定)、コードの解説を加えて、自然言語による解説を通じて顧客のアプリケーション理解、文書化を支援するwatsonx Code Assistant for Zサービスの機能拡張(6月提供開始予定)が含まれている。

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