日本テレマティークは米SentryMarkと、米BreachBitsが提供するAIによって自動化されたアタックサーフェスマネジメント(ASM)を実現した、サイバーリスク監視ソリューション「BreachRisk」に関するパートナーシップ契約を締結したことを、6月17日に発表した。
経済産業省は2023年5月に、サイバー攻撃のリスクを軽減するための監視、テスト、管理における重要な脅威対策領域として、ASMを挙げている。
日本テレマティークはこうした状況をふまえて、AIによって自動化されたASM機能を持つサイバーリスク監視ソリューション「BreachRisk」の日本国内パートナーであるSentryMarkとの契約を締結した。今回の契約によって、日本テレマティークはセキュリティポートフォリオをより強化するとともに、日本国内の法人向けに「BreachRisk」の提供を開始する。
「BreachRisk」は、アメリカ海軍の経験に基づいて攻撃者の技術や手法をエミュレートし、IT資産への攻撃の脅威から身を守るリスクマネージメントサービス。サイバー攻撃の手口を学習したAIを活用して、IT資産を列挙・検証することで自動的にリスクをスコア化する。企業や自治体は、そのスコアから自社のIT資産の脆弱性を客観的に特定し、適切なセキュリティ対策を取ることができる。また、自社のサプライチェーンと事業者についても脆弱性のテストが可能で、これまで必要だった高コストのセキュリティ技術者の配置が不要となる。
同ソリューションは、スコアなどについてのレポートを自動生成する機能を備えているものの、日本語でのより詳細なレポートが必要な場合は、日本テレマティークがオプションとして提供する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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