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Oracle、「Oracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructure」を一般提供

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 米Oracleは、Oracle Databaseワークロードのパフォーマンス、信頼性、可用性、セキュリティ面で非常に大きなメリットを提供する、「Oracle Exadata Database Service on Exascale Infrastructure」の一般提供を、7月9日(現地時間)に開始した。

 Oracle Exadata Exascaleは、Exadataのインテリジェンスと最新のクラウドのあらゆる利点を組み合わせた、同社のマルチテナントアーキテクチャであり、ExascaleインテリジェントストレージクラウドとExascaleデータベースに最適化されたコンピュートプールの組み合わせによって、もっとも要求の厳しいワークロード要件にも対応しつつ、優れた弾力性を実現する。

 Exascale Infrastructure上でExadata Database Serviceを実行すると、アプリケーションポートフォリオ全体でExadata Database Serviceのインテリジェントな機能を利用できるようになる。データベースに最適化されたインテリジェントなインフラストラクチャは、AI、アナリティクス、ミッションクリティカルなOLTP、開発者のワークロードをより高速かつ効率的に実行し、ITコスト全体を削減する。

 Exadata Database Serviceのおもな機能としては、AI Smart ScanとExadata System Software 24aiの組み合わせによって、主要なAIベクトル検索処理がExascaleインテリジェントストレージクラウドにオフロードされ、大量のベクトルデータを最大30倍高速に検索可能なインテリジェントAIや、インテリジェントなカラムナライゼーションとスマートスキャンの組み合わせにより、Exascaleのインテリジェントストレージクラウドにある数百から数千の処理コアが、あらゆるSQLクエリの処理に利用できるインテリジェント分析を備えている。

 あわせて、Exascaleのインテリジェントなアーキテクチャによって、DRAM、フラッシュ、ディスクの間でデータを自動的に階層化し、頻繁にアクセスされるデータへの低レイテンシ、高スループットのリモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)を可能にするインテリジェントOLTP、リダイレクトオンライトのスナップショット技術を使用して、読み書きできるソースからスペース効率の高いデータベースクローンを即座に作成する、データベースを意識したインテリジェントクローンを搭載する。

 今回の一般提供にともない、小規模ながら重要度の劣らないデータベース向けに、より低いエントリコストでExadata Database Serviceの利用が可能になり、Exadata Database Service on Exascale Infrastructureは、Exadata専用インフラと共有コモディティインフラ上の仮想マシンギャップを埋め、規模やワークロードに関係なくあらゆる業界のあらゆる組織にExadataのメリットを提供する。

 仮想マシン(VM)のクラスタ構成は、VMあたりわずか8ECPU、22GBのメモリ、300GBのインテリジェントデータベースストレージから利用を始められる。クラスタ内のECPU数とVM数は簡単に増やせるほか、不要になったら縮小できる。

 そのほかExadata Database Service on Exascale Infrastructure は、Oracle Database 23aiと排他的に連動し、Oracle Database 23aiはAI Vector Search機能に極めて優れたパフォーマンスを提供するとともに、アプリケーションの構築と近代化を劇的に簡素化するJSON Relational Dualityといった、開発者の生産性を高める多くの機能を備えている。

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