MiDATAは、東京大学大学院経済学研究科東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)と、データを活用して対象者双方の嗜好性を考慮した「two-sided recommendation」のアルゴリズム改良と、データに基づく新技術の性能検証についての共同研究を、7月16日に開始した。
同取り組みは、少子化問題や企業における人材不足といった社会課題の解決を目指して行われ、データに基づいて双方の選好を考慮しつつ、推薦するマッチング相手を決めるtwo-sided recommendationのアルゴリズムを改良し、有効性と課題の検証のためにMiDATAの親会社リンクバルが運営するマッチングアプリ「CoupLink」を利用する。
同社はこれまで、「CoupLink」において機械学習などのAI技術に加えて、マッチング理論の考え方を適用してtwo-sided recommendationの開発を続け、マッチ数の380%増加といった実績を上げてきた。今回、同社が開発してきたtwo-sided recommendationの仕組みに、UTMDの有するマッチング理論における最先端の知見を適用することで、アルゴリズムのさらなる改善が実現可能かどうかの共同研究を実施する。
MiDATAは同取り組みによる将来の目標として、日本が直面する少子化とそれにともなう企業の人材不足という、2つの社会問題に対する解決策の提供を目指す。恋愛マッチングへのマッチング技術の活用によって、最適な相手とのマッチングを効率的に促進することで、少子化問題の解決に貢献する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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