米GitLabは、AI搭載DevSecOpsプラットフォームの最新バージョンとなる「GitLab 17.2」を、7月18日(現地時間)にリリースした。
GitLab 17.2では、アプリケーション配信ツールを離れることなく環境全体の問題をすばやく確認してトラブルシューティングできる、Kubernetesポッドとコンテナのログストリーミングビューが新たに追加されている。
あわせて、レビュー中に変更をリクエストしてマージリクエストをマージしないようにするrequest changesが追加されたほか、脆弱性の説明がGitLab Duo Chatの一部となり、脆弱性の説明を使用すると任意のSAST脆弱性からチャットを開いて、脆弱性をより深く理解してどのように悪用される可能性があるかを確認し、潜在的な修正方法を確認できるようになった。
また、OAuth 2.0デバイス認証付与フローがサポートされ、Webブラウザ操作が使えない入力制限のあるデバイスから、GitLab IDを安全に認証可能になるとともに、新たなセキュリティポリシーのタイプとして、ユーザーが一般的なCIジョブ、スクリプト、命令の適用をサポートできるようにするパイプライン実行ポリシータイプが追加されている。
さらに、パイプラインシークレット検出におけるカスタムルールセットのサポートが拡張され、gitとurlという2つの新たなパススルーを使用して、リモートルールセットを設定できるようになり、複数のプロジェクト間でルールセット設定を共有するといった、ワークフロー管理が容易になった。また、GitLab Duo Chatとコード提案がワークスペースで利用可能になっている。
ほかにも、GitLab for Jira Cloud appにおいてGitLabで削除されたブランチはJira開発パネルからも削除されるようになるとともに、コマンドパレットを使用してプロジェクト設定が見つけられるようになるなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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