米Googleは、クラウドで稼働する統合開発環境(IDE)「Project IDX」で、Android Studioが利用可能になると7月16日(現地時間)に明らかにした。近日中に利用可能になる予定としており、希望者は待機待ちリストに登録する必要がある。
Googleは2024年5月にProject IDXをベータ版として公開し、Googleアカウントを持つすべてのユーザーが使えるようになった。その後、ユーザーからの意見を募りながら、機能を追加しているという。今回、Android StudioがProject IDXで使えるようになり、Androidアプリのコーディング、ビルド、テストの環境がWebブラウザ上で数クリックするだけで整うという。
またGoogleは、Project IDXの特長であるAIを利用した機能を拡張したことも明らかにした。今回は、コードのドキュメントを生成する機能と、コードのユニット・テストを作成する機能を実験的という位置付けで追加した。AIアシスタントにドキュメントを生成するよう依頼すると、JavaにはJavadocのように、言語に合わせた形式でドキュメントを生成する。
アシスタントにユニット・テストの作成を依頼すると、プロジェクトのフォルダを探索し、すでにテスト・コードがある場合は、そのコードを最新のソースコードに合わせて書き換え、テスト・コードがない場合はテスト・コードのファイルを生成するという。
さらに、サーバー側のAPIを開発に向けたテンプレートや、データベースの準備に向けたテンプレート、そしてReact Nativeへの対応など、ユーザーからの希望が多かった機能もいくつか追加した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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