サイボウズは、周辺業務を柔軟に組み込むノーコードツールとの連携に関する考え方をまとめたホワイトペーパー「DX時代の基幹システムの現実解 ERP×ノーコードツールのアプローチ」を、10月1日に無料公開した。
同ホワイトペーパーは、アイ・ティ・アールにてエンタープライズ全領域のアプリケーション構築に関わるプリンシパル・アナリストである浅利浩一氏への、アイティメディアによるインタビューをまとめたもので、企業の中核となる業務を効率的に行うための、基幹システムの刷新が注目を集めていることを受けて作成された。
同ホワイトペーパーでは、基幹システム構築のアプローチとして注目されている「Fit to Standard」という考え方とその種類について解説するとともに、「ERP×ノーコードツール」というDX時代に即した基幹システムの現実解を提言している。
「Fit to Standard」は、基幹システム構築のアプローチに関する考え方で、ERPの機能を標準として業務をシステムに合わせていく「Fit to Product Standard」と、企業が定める業務の理想像を標準としてシステムを業務に合わせていく「Fit to Company Standard」の2種類がある。堅牢性や信頼性が必要な基幹業務はシステムの標準を利用する「Fit to Product Standard」、柔軟性や即時性が求められる自社固有業務にはノーコードツールを利用する「Fit to Company Standard」といった、適材適所の組み合わせが「Fit to Standard」の実践につながる。
「Fit to Standard」実現に有効な「ERP×ノーコードツール」の組み合わせに関して、同社のノーコードツールである「kintone」は「Fit to Company Standard」に必要な要素を備えている。基幹業務についてはERPで、ERPに入力する前の未確定データの分散入力や集計、申請、ERPからのデータ参照などを「kintone」上で行う「ERP×ノーコードツール」の組み合わせが、有効なアプローチとして挙げられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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