キャディは、製造業に従事する1000名を対象に実施した、「2025年の崖」「知見継承」に関する調査の結果を12月10日に発表した。同調査は、11月15日〜18日の期間に行われている。
調査対象者に、「2025年の崖」の認知度を尋ねたところ、「知っていて説明ができる」という回答は10.7%に留まり、「知らない」という回答が60.1%を占めた。
「2025年の崖」という課題に対する解決策として、取り入れたいものを選んでもらった質問(複数回答)では、「属人化している情報の見える化」(31.6%)が最多となっている。
自身の所属する部署において、ベテラン社員が有する知見として業務上重要だと感じるものとしては(複数回答)、「品質を保つための知見」「過去の不良品・製造トラブルの内容と対応方法」「生産・納品にかかる費用や時間の管理に関わる知見」が、全体の55.6%を占めてもっとも多かった。
勤務先において、ベテラン社員が有する知見を保存・共有する方法があるかを尋ねたところ、「ある」という回答は29.6%に留まっている。
勤務先において、ベテラン社員が有する知見を保存・共有する方法が「ある」と答えた人に、どのような形で保存・共有されているかを尋ねた質問では、「基幹システム・業務システム」(40.9%)がもっとも多く、「デジタルデータ(PDF、Excel、PowerPoint、Wordなど)」(34.5%)がそれに続いた。
勤務先において、ベテラン社員が有する知見が「デジタルデータ」で保存・共有されていると答えた人のうち、それらを「活用できていない」と回答した人に、活用されていないと感じる理由を尋ねたところ(複数回答)、データの検索性の悪さ、情報の不確かさ、部門ごとの分散管理を挙げる回答が多く寄せられている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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