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生成AI・AWS Skill Builderで実現! 現場エンジニアが語る、全社的リスキリング最前線

【13-E-5】生成AI・AWS Skill Builderで社内リスキリングを推進!現場エンジニアが語る、新技術普及の勘所

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AWS Skill Builder勉強会の3つのマンネリを打破する運営の工夫

 50名分のAWS Skill Builderライセンスは1年単位の契約で、かつライセンスを付け替えられる人数に制限がある。そのため、熱意のある少人数の勉強とは異なり、同じメンバー50人に向けて1年間、運営側でモチベートする必要があった。

 その中で、メンバーをモチベートしていく上で3つのマンネリ化、「メンバーのマンネリ化」「内容のマンネリ化」「負け続きのマンネリ化」の課題に直面した。まず、「メンバーのマンネリ化」に対しては、当初はチームメンバーの入れ替えを実施。現在は、コミュニケーションの取りやすさと予定調整の容易さから、同じ部門でのチーム編成を採用しているものの、異なる部門の方が「役職を忘れて取り組めた」というマネジャークラスの声もあり、さらなる改善の余地があると考えているという。

解決策1:メンバーのマンネリ化解消

 2つ目の「内容のマンネリ化」では新鮮味が薄れ、参加人数が減る課題があった。AIやセキュリティなど特定テーマを取り上げたり、より難度の高い問題を出す2時間の特別回を設けたりと工夫した。そして、業務でAWSを使うレベルによっていつも順位が固定されてしまうなどの「負け続きのマンネリ化」は、解説会を開催してレベルの底上げを図ることで解消しようとしている。なお、その際には一人ひとりに環境を渡して、解説を聞きながら手を動かしてもらうことで、しっかりと理解してもらうことを意識している。

解決策2:内容のマンネリ化解消
解決策3:負け続きのマンネリ化解消

 まもなく活動2年目を迎え、小島氏は「1年目は、トライアルエラーで多くの施策を提案・実行する試行錯誤の期間だった」と振り返る。AWSの協力を仰ぎながら、他社の活動や推奨される使い方などを教えてもらい、活動に反映させてきた。

 そして2年目は、成功した施策の安定的な実行に注力し、アンケートや定例ミーティングを通じて施策を取捨選択し、改善を重ねる年になったという。それを大きく後押ししたのが、「勉強が当たり前」というWHIの文化だ。WHIでは、資格勉強会や技術書の輪読会など、さらにさまざまな勉強会が毎週のように行われ、AWS Skill Builderの活動も自然と受け入れられた。そしてもう1つ、若手のチャレンジが推奨される文化も大きい。実際、小島氏は入社2年目よりAWS Skill Builderの勉強会を運営しており、自律的な学びの文化が浸透していることを伺わせる。

 小島氏は、「自分発信で多くの施策を提案し、改善活動に貢献できたことに満足している」と胸を張る。そして、今後3年目について「AWS Skill Builderの活動を楽しく、来年も続けていきたい。そして、まだできてない対面JAMイベントの開催ができれば」と意欲を見せた。

 そして、活動全体のまとめとして、生成AIもAWS Skill Builderも単なる導入で終わらせず、実際の活用と浸透が重要であることを強調。「周囲を巻き込みながらアクションを起こし、改善サイクルを回していくことが成功のカギだと思う」と語った。この学びは開発業務や他のタスクにも応用可能で、新しい取り組みの定着に向けた改善サイクルの重要性を示唆しているともいえる。興味のある方は、WHIの施策を参考に、トライしてみてはいかがだろうか。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

井山 敬博(イヤマ タカヒロ)

 STUDIO RONDINOのカメラマン。 東京綜合写真専門学校を卒業後、photographer 西尾豊司氏に師事。2008年に独立し、フリーを経て2012年からSTUDIO RONDINOに参加。 STUDIO RONDINO Works

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