カナダのObsidianは、Markdown形式での記述に対応したノートアプリ「Obsidian」の商用ライセンスを、2月20日(現地時間)からオプションにし、業務利用でも同アプリを無料で使えるようにした。なお、開発をサポートすることを目的に、商用ライセンスを購入することもできる。
なお、今回の無料化にともなって、アカウントの登録、広告の表示やユーザーの追跡が行われるといった、制約が課されることはない。Obsidianのすべての機能は無料で利用可能で、ユーザーが作成したデータは、すべてローカルにプレーンテキストのMarkdownファイルとして保存される。
今回の、業務利用の無料化は、商用ライセンスの条件がわかりにくく、価格設定が複雑だったことに起因しており、Obsidianのマニフェストである「誰もがアイデアを効果的に整理するツールを持つべき」という原則に近づくべく行われたという。
なお、有料ライセンスである「Catalystライセンス」は引き続き提供され、同プランでは新バージョンへの早期アクセスや開発チャネルへの独占的アクセスなどの特典を用意している。また、25ライセンス以上を購入すると、組織がObsidian Enterpriseページに掲載されるようになった。
商用ライセンスやCatalystライセンスに加えて、アドオンサービスであるSyncおよびPublishを通じて、引き続きObsidianのユーザーサポートもオプションとして維持される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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