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イベントレポート

ベテランエンジニアの知見が集結!「エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス 2025」開催レポート

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 「エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス 2025」が、docomo R&D OPEN LAB ODAIBAにて2025年3月9日に開催されました。登壇者を40歳以上のエンジニアに限定し、若手からベテランまで幅広い世代のエンジニアが集結して大いに盛り上がった本イベント。本記事では、コアスタッフによるイベントレポートをお届けします。

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エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス 2025とは?

 エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス 2025(以下、「きのこ2025」)は、参加される方がそれぞれのキャリアやロードマップを見つめ直し、自身の未来を描くヒントを得ることを目的に開催するITカンファレンスです。 登壇者を40歳以上のベテランエンジニアに限定して、エンジニアとして長い時間を歩んできた彼らから経験や知識を吸収することで、参加者が末永くエンジニアを続けられることを目指します。 現役ITエンジニアをはじめ、デザイナーやマネージャーなど周辺職に就かれている方、ITエンジニアを目指す学生など、幅広い方にご参加いただきました。

きのこ2025 会場の様子

コアスタッフに聞く「きのこ2025」とは?

 今回、きのこ2025のコアスタッフを交え、座談会を実施。きのこ2025はどんなイベントだったのか、開催してみてどうだったのか? を聞きました。

──スタッフ参加の動機や当日の感想をそれぞれ聞かせてもらえますか?

A:はい、私は主催のariakiさんに誘われたのがきっかけですね。ariakiさんの話を聞いて、まず面白いなと思いました。今まで私が知っている限り、きのこ2025のような「ベテランの方々が生き残る方法を語る」といったイベントはなかったですし、最近だとAI(LLM)が出てきてエンジニアがキャリアに不安を抱える中で、過去に大きな変化を乗り越えてきたベテランの経験や知見を知りたいと思いました。また、コミュニティ活動にも興味があり、スタッフとしての経験を積みたいとも思っていました。

──なるほど、幅広い点で刺さるポイントがあったんですね。

B:私の場合は、最初は「経験したことのない面白い話を聞きたい」というのがもともとの動機でした。実際にスタッフとして参加してみると、自分自身の貴重な経験だけではなく、イベント参加者や登壇者のさまざまな体験談を多く聞けました。今回、きのこ2025に参加してみて、人生は一度きりだからこそ、多くの人の経験談を聞いて学ぶことが重要だな、と改めて感じましたし、私にとっても貴重な経験になりました!

──貴重な学びがあって良かったです! では続けてCさんはどうですか?

C:僕はエンジニアとして長く活動したいと思っているんですが、周囲に気軽に話せる40代以上のエンジニアがいなくて、そのようなシニアのエンジニアたちが、これまでどのようにキャリアを築いてきたのか、不確定な将来をどう考えているのかを知りたいと思いました。また、コアスタッフの役割にも興味がありました。きのこ2025の当日は実際にふたをあけてみると、幅広い年齢層の方が参加されていました。さらに予想外だったのは、学生の参加者が意外にも多かったことです。始まる前は少し不安もあったのですが、イベントの目的はしっかり達成されていたんじゃないかな、と思います。

──ありがとうございます。次に、Dさんの動機や感想も伺いましょう。

D:私は転職エージェントの経験があり、現職が採用担当ということもあって、みなさんがどうやってキャリア選択をしてきたのか? という点にとても興味がありました。今回、コアスタッフとして参加しつつ、実際のセッションを聞くこともできたのですが、聞くセッションについてはエンジニアに限らず誰が聞いても役に立つようなセッションを選びました。また、当日参加して驚いたのは、参加者の年齢が非常に多様で、かつ学生が積極的に参加していた点です。また、リアルタイムの反応や新しい繋がりが生まれる様子を見て、これはオンラインでは味わえない経験だなと強く感じました。

──そういった生の反応が見えるのは、確かにオフラインの醍醐味ですね。それでは続けて、イベントの特徴や当日ならではの体験をもう少し詳しく聞かせてください。まずはAさんからお願いします。

A:はい。当日は携わってきた言語・環境など、さまざまな領域の話を聞くことができました。最初はもっと偏った意見のセッションになるかと少し心配していましたが、一般的に役立つ知識や知恵が共有されていると感じましたし、事前の心配はあまり意味がなかったです。また若い参加者が多く、特に生成AIの登場でジュニア層のエンジニアが危機感を感じていることにも気づけました。さらに、登壇者への直接質問やキャリアの深い話がオフレコで聞ける点なんかは、オフラインならではの良さとメリットじゃないかなと感じました。

──確かにリアルイベントでの、直接の交流は貴重ですね。Cさんはいかがでしたか?

C:僕も同感です。他のコミュニティとの交流が特に魅力でした。登壇者への質問やキャリアの話題もオフラインでしか得られないものだと思いましたし、学生や若手が積極的に参加していて、その熱意や関心の高さも印象的でした!

「コミュニティフレンドシップ」ボードにて、さまざまなコミュニティが紹介された

──ありがとうございます。Bさんはきのこ2025で特に印象に残ったことは何でしょう?

B:私が特に感じたのは、参加者のリアクションや交流の様子ですね。リアルタイムで皆さんがどのキーワードに反応するのか分かったり、新しい繋がりが生まれたりと、オフラインならではのイベントのメリットがあるな〜と思いました。

──イベントの熱気を感じますね。Dさんはどうでしょう?

D:私も交流面が印象的でした。別コミュニティの知人と再会したり、多様な背景を持つ人たちと出会えたりしたこともイベントの魅力でした。また、若手や中堅層が想像以上に多く、そういった意味でも多様性のあるイベントになっていた印象があります!

──皆さん貴重な意見をありがとうございました。

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ベテランエンジニアが語る「この先生きのこる」方法

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この記事の著者

山田 雄一(ditflame)(ヤマダ ユウイチ)

 ITエンジニア兼ライター。ライターとしては月刊I/O(工学社)の近畿~中部圏のイベントレポートを中心に執筆(2025年現在)。 情報処理安全確保支援士(第000594号)、高度情報処理技術者(ES、SC、DB)、電気通信主任技術者(伝送交換)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/21350 2025/04/23 11:00

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