Web表示した帳票をPDFで出力する方法
SpreadJSでは、savePDF() 関数を使ってWeb上に表示された帳票をそのままPDFとして出力できます。ボタンに処理を割り当てれば、クリックひとつでPDFを表示・保存できます。
pdfButton.onclick = function () { spread.savePDF(function (blob) { var url = URL.createObjectURL(blob); window.open(url); }) }
日本語のテキストがPDF内で「□□□」や「?」に文字化けする場合は、PDF出力時に日本語フォントを読み込み、PDFFontsManager.registerFont() を使って登録してください。
※使用するフォントファイルは TrueType(.ttf)形式がおすすめです。詳細は技術記事を参照してください。
実務に活かせるレポートシートの応用例
SpreadJSのレポートシートは、帳票をWebで表示するだけでなく、実務のさまざまなシーンで活用できます。
例えば、次のような用途に対応可能です。
- 請求書の自動発行:APIで取得したデータをテンプレートにバインド。PDF出力や印刷にも対応可能
- 受注履歴の表示と管理:顧客ごとの取引履歴をテンプレートに差し込み、一覧や個別帳票として出力
- 帳票テンプレートの一元管理:「リボンコンテナ」機能でデザイナをWebアプリに組み込み、テンプレート編集や運用をブラウザ上で実現
このように、帳票業務のWeb化・自動化を進めたい現場にとって、SpreadJSは有力な選択肢となります。
まとめ
SpreadJSのレポートシートを使えば、ExcelライクなGUIで帳票を設計し、データをバインドするだけでWeb帳票を簡単に構築できます。Excel資産の再利用やPDF出力にも対応しており、開発と実務の両面で高い効果が期待できます。帳票のWeb化や業務自動化を検討している方にとって、有力な選択肢となるでしょう。