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Developers Boost 2025 セッションレポート

「#100日チャレンジ」で体得した仕様駆動の開発術 ――大塚あみ氏が語る生成AIとの向き合い方とは?

【A-1】生成AI時代の新・開発術 「#100日チャレンジ」から始まった私なりのコードとの向き合い方

「宿題の自動化」がソフトウェア工学の視点で学会登壇へと昇華

 転機は思いがけない形で訪れた。ある日、授業中に別の課題に取り組んでいた大塚氏の背後に教員が立ち、「何をしているのか」と問いかけられた。

 咄嗟に取り繕ったものの、画面を見られては隠し通せない。生成AIを駆使して課題をこなしていたこと、さらにはオセロのプログラムまで作成していた事実が、その場で明らかになった。

 だが、教員の反応は予想外であった。「生成AIの使い方が非常にうまい」「こんな活用例は見たことがない」と評価され、さらには「学会で発表してみないか」と提案された。

 宿題をサボることから始まった取り組みが、ソフトウェア工学の学会登壇へとつながった瞬間だった。

授業中に生成AI活用が発覚したことをきっかけに、学会発表と受賞へとつながった
授業中に生成AI活用が発覚したことをきっかけに、学会発表と受賞へとつながった

 当時の大塚氏には、ソフトウェア工学の専門知識も論文執筆の経験もなかった。しかし、宿題を「攻略」する過程で複数の論文に目を通し、ChatGPTを活用した読解術を身につけていたため、論文の構成(型)はおおよそ理解していた。「ならば、その形式に沿って書いてみよう」と大塚氏は考えた。

 しかし「宿題をサボる方法」という題目では審査を通らない。そこで、テーマを「ソフトウェア開発の効率化」へと置き換えた。基本情報技術者試験の参考書を手に取り、要件定義、外部設計、内部設計、実装、テスト、納品という一般的な開発工程を把握。そして次のような仮説を立てた。

 「ChatGPTを使えばコーディング工程は大幅に短縮される。だとすれば、より重要になるのは要件定義や設計ではないか」という視点を軸に論を組み立て、発表に臨んだ。

 発表はオンラインだったため、黒い画面に向かって25分間話し続けたという。手応えを得にくい状況だったが、数か月後、教員から呼び出され大会賞を授与された。

 これをきっかけに、より大きな学会での招待講演が決まり、活動の場は国際会議へと広がっていった。

 ここで大塚氏は、招待講演や国際会議で発表するには、実力が足りないという事実に直面する。プログラミングを始めてから100時間にも満たない。国際会議での質疑に応答できなければ通用しないと、自らの立場を冷静に見つめた。

 「本気で学ぶしかない」と決意し、100日チャレンジが始まった。

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「100日チャレンジ」を通して見つけたAIと共生する道

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この記事の著者

水無瀬 あずさ(ミナセ アズサ)

 現役エンジニア兼フリーランスライター。PHPで社内開発を行う傍ら、オウンドメディアコンテンツを執筆しています。得意ジャンルはIT・転職・教育。個人ゲーム開発に興味があり、最近になってUnity(C#)の勉強を始めました。おでんのコンニャクが主役のゲームを作るのが目標です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

丸毛 透(マルモ トオル)

インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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