AWSは7月30日(現地時間)、AWS Transit Gatewayでポリシーベースルーティング(PBR)が利用可能となったと発表した。PBRの一般提供によって、ネットワーク管理者は従来よりもきめ細かくネットワーク内のトラフィックを制御できるようになる。
従来、トラフィックステアリングやワークロードの分離を求める場合、追加のルーティングホップを伴う複雑なマルチVPCアーキテクチャを設計する必要があった。このアプローチはシステムの複雑さや運用負荷の増大を引き起こしていた。PBR導入後は、Transit Gatewayのネイティブ機能を拡張することで、余分なインフラストラクチャを必要とせずにトラフィックの分類や誘導が可能となる。
PBRでは、宛先IPアドレスだけでなく、送信元および宛先のIPアドレスやポート、プロトコルなど複数のパケット属性を基にした転送ルールを作成できる。ユーザーはポリシーテーブルをTransit Gatewayアタッチメントに関連付け、優先順位のついたルールを定義することで、条件に合致したトラフィックを指定のルートテーブルに誘導できる。
この新機能は、機密ワークロードの検査アプライアンスへの迂回、アプリケーショントラフィックのAWS Direct ConnectやAWS VPNへのルーティング、本番環境と開発環境の分離など、多様なユースケースに対応できる。
PBRは、Transit Gatewayが利用可能な全商用AWSリージョンで利用可能。設定はAWSマネジメントコンソール、CLI、SDKを通じて行える。追加料金はなく、通常のTransit Gateway料金のみで利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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