SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

渋谷テクニカルナイト講師陣が語る新技術動向

はじめて使うJazz (3)
― ソースコード管理

渋谷テクニカルナイト講師陣が語る新技術動向 第5回

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「はじめて使うJazz」シリーズも、はや3回目。今回のテーマは、ソースコード管理とビルド管理です。Rational Team ConcertにはSubversionと同種のソースコード管理に加え、ビルド管理の仕組みも組み込まれています。それらを組み合わせて、アジャイル開発で言うところの「継続的統合(CI:Continuous Integration)」環境を組み上げよう! というのが、今回のお題です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は「継続的統合」

 「はじめて使うJazz」シリーズも、はや3回目。読者の皆さん、Jazz.netサイトからダウンロードして実際にお試しになってますか? こうして回を重ねる間にも、Rational Team Concert(以下、RTC)の日本語化作業は着々と進んでいます。第1回の頃は、日本語化マイルストーン1というバージョンが公開されていましたが、本稿執筆時点でマイルストーン2を経て、既にリリース候補版(RC0)になりました。

 さて、3回目のテーマは、ソースコード管理とビルド管理です。RTCにはSubversionと同種のソースコード管理に加え、ビルド管理の仕組みも組み込まれています。それらを組み合わせて、アジャイル開発で言うところの「継続的統合(CI:Continuous Integration)」環境を組み上げよう! というのが、今回のお題です。

 RTCのソースコード管理には、アジャイル開発を意識した独特の機能が組み込まれています。このことが、CVSやSubversionに慣れた開発者にとっては、分かりづらいと思われてしまうのも事実です。

 そこで今回は、

  • まずは、ソースコード管理周りの基本を理解する。
  • ビルドものぞいてみる
  • アジャイルっぽくCIしてみる

 と、3段階で話を進めていこうと思います。

 マニアックな深みにはまらないよう注意しつつ、話を進めましょう。

まずはJazzのソースコード管理の基本を理解する

 本シリーズの第1回目で、既にプロジェクトをソースコード管理に登録するまでの手順を説明しました。ちょっと流れをおさらいして見ましょう。忘れてしまった方は、第1回目をブラウザの別ウィンドウで見つつ読み進めてください。

  • ステップ0
    普通にEclipseのプロジェクトを作る(連載では、「HelloJazzWorldプロジェクト」を作りました)。
  • ステップ1
    Eclipseの[プロジェクトの共用]機能を呼び出し、リポジトリー・タイプとして[Jazzソース管理]を選択する。
  • ステップ2
    「コンポーネント」を指定します(図1)。
図1
図1

 ステップ1までは、Subversionを利用した場合と同じ流れなので違和感がないと思いますが、ステップ2に入ると、いきなり「じゃず・わーるど」に突入しています。

 「既存リポジトリー・ワークスペース内のコンポーネントの選択」という文を理解するところから始めましょう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
管理単位は「コンポーネント」

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
渋谷テクニカルナイト講師陣が語る新技術動向連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

藤井 智弘(フジイ トモヒロ)

日本アイビーエム株式会社 ソフトウェア開発研究所 Rationalエマージング・ビジネス・サービス。ソフト開発ってホントはもっとおもしろかったはず!という思いのもとで、”管理管理!”でも”開発者の自由!”でもなく、その程よいバランスこそが解と、啓蒙活動...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/3622 2009/02/27 15:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング