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組込みでアジャイル

【第1回】KPTでカイゼン文化をつくろう!


KPTを使った振り返り

 では、KPTを使った振り返りのやり方について説明しましょう。
まず、ホワイトボードとペンを用意して、振り返り(反省会)の参加者が、それに向かうように立ちます。全員同じ方向を向くということが重要です。誰もが同じように発言していいという雰囲気を作ってください。そして、ホワイトボードを図2のように、Keep、Problem、Tryのエリアに分けます。

図2:ホワイトボードのエリア分け

 次にあらかじめ決めておいた司会者が以下の質問をします。

「今回の取り組みで、良かった点は何ですか」

 参加者から良かった点、うまくいったと思うことを発言してもらい、それらを簡潔に箇条書きでホワイトボードのKeepエリアに書いていきます。一通り意見が出たところで、司会者は次の質問をします。

「今回の取り組みで、悪かった点は何ですか」

 今度は参加者から悪かった点、うまくいかなかった点を発言してもらい、これも簡潔に箇条書きでProblemエリアに書きます。Keep、Problemの2つのエリアが埋まったところで、司会者は今度は次の質問をします。

「今度、また同じようなシチュエーションの場合、どのような新しい取り組みをしますか」

 Keep、Problemエリアの内容を踏まえて、次は自分たちがどんなことにチャレンジするのかを考えてもらいます。これも、参加者にいろいろと意見を出してもらい、簡潔に箇条書きでまとめTryエリアに記入します。

 すべてのエリアが埋まったところで、振り返りは終了です。参加者の数にもよるのですが、長くても15分以内で実施してください。あまり時間をかけるとKPTが非常に重く感じ、繰り返し実施するのが面倒になるからです。
最後に、ホワイトボードの内容をコピーしたりデジカメに撮ったりして保存、配布するか、次回の振り返りまで全員が目に付くところに置いておきます。いつでも、Tryを確認できるようにするのです。
手順はこんな感じです。意外と簡単ですね。でも、実際やってみると、なかなか難しかったりします。

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この記事の著者

土屋 秀光(ツチヤ ヒデミツ)

(有)スピナッチパワー 取締役社長 http://spinachpower.jp日本XPユーザグループ関西 理事 http://www.xpjug.jp某家電メーカーで15年間、光、無線、電灯線で帯域制御をテーマにした通信用ファームウェア開発に従事。その中で、チームによる開発方法に興味を持ち、200...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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