柳井です。 少し前に、斉藤茂吉の「万葉秀歌 上」を読みました。内容云々の前に、書かれた時期が古すぎて(約70年前)、この本自体が古典の部類に入ってしまっており、正直失敗したなと思いました。 その中でも読み難さに拍車をかけている点が2つあります。1つは敬語で、もう1つは漢文です。70年前の本なので、天皇やその関係者に対する敬語が激しすぎて、そういった人物が出てくる歌では、歌の解説よりも敬語の方が多くなっています。また、漢文は、レ点などは打っているのですが、訳は一切ありません。現代人向けの本ではないなと思いました。 この本を読んで、本や文章には賞味期限があるとつくづく感じました。自分の作ったデータも、古いものは一度点検して、賞味期限が切れているかどうか確認する必要がありそうです。 |
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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