まとめ
Wii「インターネットチャンネル」は、「リビングでインターネット」というコンセプトで開発されています。おじーちゃんやおばーちゃんも、みんなで気軽に、直観的に使えるように、シンプルな機能となっています。一方のPS3「インターネットブラウザ」は、PCのモダンブラウザに匹敵する豊富な機能を持っています。
まったく異なる仕様となっていますが、テレビ画面で閲覧されるという点は同じです。テレビ画面用のインターフェイスは、離れた所からでも文字が読みやすいように、「10フィートUI(10 feet UI/ 10 foot UI)」と呼ばれるUIを意識することが大切です。
文字サイズや画像など、全体的に表示を大きくしたり、ゲーム機の画面デザインと馴染むような色調にしたりするなどの工夫をしましょう。例えば、Wiiのインターネットチャンネルは、背景は白で、ボタンはグレー、リンクは青の枠線という、シンプルで軽いイメージのする色調です。PS3は、背景は黒やグレー、文字は白といった、モノトーンでクールなイメージのする色調です。それぞれのオフィシャルサイトや、ブラウザで実装されているUIが参考になります。
また、Wiiの「インターネットチャンネル」では、検索エンジンとして、Yahoo!とGoogleを利用できますが、Yahoo!は、10フィートUIを採用し、Wii用に最適化されています。リンクなどポイントしやすいように、文字をボタンにするなどの工夫がされているので、参考にすると良いでしょう。
以上、本連載では、さまざまなデバイス向けページの作り方を紹介してきました。CSSのテクニックそのものは簡単です。それよりも、画面サイズや閲覧される距離、操作の仕方など、それぞれのデバイスの特性を踏まえたうえで、分かりやすく使いやすいインターフェイスを提供することが大切です。


