Anthropicは9月1日(現地時間)、企業顧客向けの新機能「Enterprise Frontier Safeguards(EFS)」を発表した。
EFSは「ゼロデータ保持(ZDR)」によるプライバシー保護と、最新の不正利用検知機能を組み合わせたソリューションだ。データをAnthropic側で保持せず、顧客が自ら管理するクラウドインフラ上に保存できる点が特徴となっている。EFSは今秋から段階的に提供され、準備が整うまで対象顧客にはクラウド上でのZDRも暫定的に提供される。
同機能は金融、医療、製造、通信、法律、小売、公共部門など100以上の顧客のフィードバックを基に設計され、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureと連携して構築された。サポート対象プラットフォームにはClaude Code、Claude Enterprise、Claude Platform、Amazon Bedrock、Google’s Agent Platform、Microsoft Foundryなどが含まれる。
フロントモデルの高い能力に伴う悪用リスクやサイバー攻撃の増加を受け、EFSはデータを顧客所有のクラウド(Amazon S3、Azure Blob Storage、Google Cloud Storageなど)に保存し、監視信号や不正検出を直接顧客側へ通知する。自動化されたセーフティ監視に加え、必要な場合は企業自身の担当者が人手で確認できる設計としている。これにより、規制要件やコンプライアンスの厳しい業界でも安全かつ柔軟なAI活用が可能となる。
料金は従来通りで、EFS自体の追加費用は発生しない。クラウドストレージの利用料金は各クラウドプロバイダーから顧客に請求される。今後、EFSは対象顧客に向けて段階的に展開し、年内の広範囲提供を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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